「情熱大陸」 藤沢和雄調教師編を見て
僕は普段「情熱大陸」という番組を見ていないため、各回の完成度がどのくらいなのかは分からない。今回は昨日放送された分だけを見て書いているので、少々的ハズレなこともあるかも。まずこのことをご了承願います。

番組全体を見ての感想は「不完全燃焼」
残念ながら、藤沢調教師がなぜあれだけ勝てるのかまでは、はっきりと伝わってこなかった。番組の流れは、ダンスインザムードで秋華賞を失敗した後、天皇賞・秋で見事に立て直しワンツーを決めるまでがメイン。その合間にはタタソールズのセリで1億4500万の馬を競り落とす場面も。
そして、番組内で登場した藤沢流としては、芝で多頭数併せやカイバに土を混ぜる、またゲートを馬に「叩き込む」のではなくあくまで馬に「学ばせる」ことなど。途中で「藤沢語録」なるものが登場してたけど、はっきりとは覚えていない。そんなに印象に残るまでの言葉ではなかった。小島太調教師や国枝調教師のコメントも、「熱意が違う」等、今までどこかで聞いたことのあるコメントで特に目新しく、斬新なものは無し。
もっとも気になったのは番組の構成。番組が開始してすぐに、鈴木学氏が「藤沢厩舎は大きいレースも勝っているし、小さいレースでも勝っている、大きいレースを勝っている調教師はいるが、数であれほど勝っている調教師はいない」とコメントしたのにも関わらず、番組の力点は大レース中の大レースである天皇賞に置かれていた。鈴木氏のコメントが台無し。僕も鈴木氏のコメントは的を得ていると思うし、番組視聴者、特に競馬ファンが知りたかったのは「なぜあれほど勝てるのか」であって「大レースの勝ち方」では無いはず。大レースへの臨戦過程はよく報道されてしまうので、既出の事実が多くなり、どうしても説得力に欠ける。それよりもなかなか報道されない厩舎の日常から秘密を探った方が良かったのでは?確かにダンスで失敗。天皇賞ではその失敗を成功に変えるという流れはドラマ性がありいわば「おいしい」ネタではあったと思うけれど。
競馬を知らない人には良かったかも知れないけど、ファンから見ればまだまだ。藤沢厩舎の秘密はあんなもんじゃないでしょ。
最後にもう一つ気になったことは、ゼンノロブロイ(オス)、ダンスインザムード(メス)というテロップ。これはやめてほしかったなぁ。
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by daisuke-k-20 | 2004-12-06 22:08 | 競馬メディア評論
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