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女帝誕生? 
ディープインパクトトライアル第1戦の天皇賞・秋は、牝馬は牝馬でもなんと14番人気のヘヴンリーロマンスが勝利。2着にゼンノロブロイ。3着に昨年2着馬ダンスインザムード。

今回の天皇賞はハイペースになると読まれていたが、結果は1000m通過1分2秒もかかったスローペースになってしまった。

ヘヴンリーロマンスはこのスローペースの中、内で我慢しラストで脚を爆発させた。レースの上がりが33秒4なので、たぶん同じくらいか、もしくはそれ以上の脚を使ったのだろう。エリザベス女王杯はスローの直線勝負と、今日と似たレースになりやすいので、もし出走してくるとなればチャンスはある。なにはともあれ恐れいりました。

ゼンノロブロイとダンスインザムードは昨年とほとんど同じ競馬。
ゼンノロブロイは抜け出すときに窮屈になってしまったところがあり、そこで脚を使ってしまったのかもしれない。しかしそれでもかなりの脚で突っ込んできただけに、惜しい競馬だった。次走はジャパンカップで、デザーモへの乗り替わりが決定している。ジャパンカップでもソツなく走ってくれるだろう。

ダンスインザムードは精一杯の競馬をした。先行して早めに抜け出すのは昨年同様のスタイルでの3着。ダンスインザムードにとっては今年のベストパフォーマンスレースだろう。前走の府中牝馬Sで上がり32秒台を記録するなど、復調気配だった。次はマイルCSだろうか。人気がそう上がらないようだったら、また手をつけてみたい。

天皇賞史上初の珍事を引き起こしたのが4着のスイープトウショウ。馬場に一旦入場するも、鞍上の池添を振り落とし、その後再騎乗に数度トライするもスイープトウショウの機嫌が直らず、そのままスタート地点へと直行した。
騎手を乗せずにスタート地点へと歩くスイープトウショウには、スタンドから応援の拍手が盛大に鳴り響いた。
レースぶりは可もなく不可もなく。ジャパンカップではキツいかもしれないが、エリザベス女王杯では有力馬の1頭だろう。

総括すると、今回の「戦犯」はやはりストーミーカフェとタップダンスシチーだろう。「これも競馬」であることは認めるが、GⅠレースなのだから、それ相応の質であってほしかった。
by daisuke-k-20 | 2005-10-30 18:14 | 2005古馬G1戦線
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