さて、今日はトンネルの入り口にあった石像は、何のためにあったのかを考えていきたいと思います。
次の3つの点から考えます。 ①石像の位置 ②石像の表情 ③トンネルから出てきたときの石像の位置、表情 まず①から。 石像はトンネルの入り口の中央に位置していました。脇ではなく中央です。 そして② 石像の表情はどうだったか。恐ろしいものだったと思います。 この2つから導き出せる1つの結論は、「結界」または「門番」です。石像の位置が中央にあったのは、人の侵入を防ぐためでしょう。現に、千尋たちは車でトンネルに入ることができず、徒歩で進むことを余儀なくされたのです。 表情からも考えられます。建物の入り口に恐ろしい表情の像がいることは、珍しくありません。鎌倉時代の彫刻にもそのようなものがあったと思います。これも、恐ろしい表情によってやはり人の侵入を防いでいるのでしょう。千尋は「入るのをやめようよ」と両親に提案しています。 最後に、この結論を裏付けるのが③です。 これは結構見逃している人が多いと思います。このシーンあたりは、だいたい「無事に元の世界に戻ることができて良かったなー」とか思いながら、ぼーっと見てしまうのです。このあたりまで作りこんでいるあたりは、さすが宮崎アニメだなと感じさせます。ちなみに、僕も見逃してました。 それでは内容に入っていきましょう。このときのシーンは、トンネルを横から見ているカットです。そこから石像のことがわかります。まず、石像の位置です。トンネルの中央にはありません。道の脇に目立たないようにあるのです。次に表情です。なんと、顔そのものが消えています。つまり、石像ではなく、ただの石の固まりなのです。 ここからもやはり、「結界」「門番」説が考えられると思います。もう千尋たちには必要の無いものになったからです。 以上が、「石像はなんのために」の解答です。これは多分当たっているんじゃないかと思います。これからも多分確実、なものだけではなく、よくわからないものにもアタックしていきます。 次回は、「千尋の両親が豚になった理由とその背景」です。
by daisuke-k-20
| 2004-07-03 11:15
| 千と千尋の神隠し
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