JRA賞の得票内訳を分析してみる
本日、JRA各賞が発表されました。
ただ単に結果を振り返っても面白くないので、
得票内訳を軽くみていきたいと思います。

(得票内訳はJRAのホームページか、
ラジオNIKKEIのページで見ることができます。
ちなみに、JRAのサイトではどの記者がどの馬に投票したのかもわかります。)

まずは、年度代表馬から。

年度代表馬
順位 馬名 合計票数
1 アドマイヤムーン 178
2 ダイワスカーレット 73
3 メイショウサムソン 17
4 ウオッカ 12
5 ヴァーミリアン 5
6 該当馬なし 2
7 マツリダゴッホ 1
7 無効 1

これはほぼ大方の予想通りだと思います。
票の散り方はこんなものではないでしょうか。
アドマイヤムーンが年度代表馬ということにも異論はありません。
果たして表彰式には誰が来るのか、密かに気になります。

最優秀2歳牡馬
順位 馬名 合計票数
1 ゴスホークケン 282
2 サダムイダテン 2
2 フサイチアソート 2
2 該当馬なし 2
5 ヤマニンキングリー 1

こちらも例年とほぼ同じ感じ。
サダムイダテンとヤマニンキングリーには首を傾げますが、
フサイチアソートは、わかる気がします。
昨年の東スポ杯は結構レベルが高いと、現時点で勝手に考えています。

最優秀2歳牝馬
順位 馬名 合計票数
1 トールポピー 286
2 該当馬なし 3

これも例年通り。妥当な決着でしょう。

最優秀3歳牡馬
順位 馬名 合計票数
1 アサクサキングス 254
2 該当馬なし 30
3 ロックドゥカンブ 4
4 ヴィクトリー 1

今年のJRA賞はこのあたりからだんだん混迷してきます。
アサクサキングスはダービー2着で菊花賞1着なので、
最優秀3歳牡馬のタイトルに負けてはいないでしょう。
ダービーは確かに重要ですが、
ダービー1戦だけでタイトルが決まるのはおかしいと思います。

最優秀3歳牝馬
順位 馬名 合計票数
1 ダイワスカーレット 275
2 ウオッカ 14

これは割れると思いましたが、
ダイワスカーレットの圧勝でした。
有馬記念が効いたのかもしれませんね。

最優秀4歳以上牡馬
順位 馬名 合計票数
1 アドマイヤムーン 249
2 メイショウサムソン 37
3 ヴァーミリアン 1
3 ダイワメジャー 1
3 マツリダゴッホ 1

こちらは年度代表馬とほぼ同じなのでカット。

最優秀4歳以上牝馬
順位 馬名 合計票数
1 コイウタ 113
2 該当馬なし 101
3 サンアディユ 51
4 フサイチパンドラ 17
5 ディアデラノビア 2
6 アサヒライジング 1
6 コウエイトライ 1
6 ジョリーダンス 1
6 スイープトウショウ 1
6 メイショウバトラー 1

カワカミプリンセスは影も形もないですね。

コイウタはヴィクトリアマイルのみで、あとは未勝利。
たまたま勝ったレースがG1であったというだけで、
これは該当馬なしがふさわしかったのでは。
個人的にはヴィクトリアマイルの意義自体にも疑問を感じています。
安田記念のステップとなるGⅡの牝馬限定戦あたりでいいと思います。

最優秀父内国産馬
順位 馬名 合計票数
1 ダイワスカーレット 162
2 ウオッカ 123
3 アドマイヤオーラ 1
3 アストンマーチャン 1
3 メイショウトウコン 1
3 該当馬なし 1

1位と2位を見る限り最優秀3歳牝馬のタイトルなのではないか、
と思ってしまうような結果になりました。
おそらく、3歳牝馬をダイワスカーレット、父内国産馬をウオッカにして、
バランスをとろうと考えた方が多かったのではないかと思います。
しかしそうなると、「最優秀」父内国産馬の名前に矛盾する結果になります。
やはりどちらかの馬のみに投票するのが筋だったのではないでしょうか。

また、東西による記者所属の偏りもあるかと思いましたが、
表をざっと見る限りでは、所属地域によるバイアスはあまり見られません。

最優秀短距離馬
順位 馬名 合計票数
1 ダイワメジャー 234
2 スズカフェニックス 35
3 アストンマーチャン 14
4 該当馬なし 4
5 サンアディユ 2

一方こちらは文句なし。
安田記念、マイルCSとその年のマイルG1を2勝する馬は久しぶりに見ました。

最優秀ダートホース

順位 馬名 合計票数
1 ヴァーミリアン 288
2 メイショウトウコン 1

これも異議なし。
サンライズバッカスには1票も入ってませんね。

最優秀障害馬
順位 馬名 合計票数
1 メルシーエイタイム 281
2 該当馬なし 6
3 コウエイトライ 2

現行制度では致し方ないですが、
ここはやはりカラジだと思います。
シーザリオがアメリカンオークスを制した年には、
アメリカの最優秀芝牝馬にシーザリオがノミネートされたとして、
話題になったことがあります。
たとえ外国の馬でも日本で走って活躍した以上、
正当な評価を下すのが主催者としての責任だと思います。

特別賞
ウオッカ
メイショウサムソン

最後に特別賞。
ウオッカは歴史的観点からわかりますが、
メイショウサムソンには必要無かったと思います。
天皇賞春・秋連覇は確かに偉業ですが。

以上、全てのタイトルについてわずかではありますが、コメントしてみました。
今年のJRA賞レースは例年にはない白熱ぶりで、
なかなか面白かったと思います。


最後に投票している記者の方にも一言。
記者の中には投票馬を公表していない方が、一部いらっしゃいます。
これはマスコミ関係者の取る行動としては、
ふさわしくないと個人的には考えています。
何か特別な考えがあれば話は別になりますが、
競馬ファンや競馬マスコミを代表している以上、
自らの意志は明確に表明してほしいと思います。
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by daisuke-k-20 | 2008-01-09 00:02 | 週間競馬ニュース
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