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麻布大学公開講座「サラブレットを語る~競馬新世紀に向けて~」に行ってきました 後編
今日は僕の感想を中心に。

会場には1時前に到着。受付を済ますと、蹄鉄とサラブレッドの秘密という小冊子(レープロの連載をまとめたもの)をもらう。それを読んで時間を潰し、開場を待った。
そして、1時半前に開場。少したつと、合田さんが登場。電話で「18時に大井ですね。」と話していた。どうやら大井に行くらしい。合田さんがJBCに行ってどうするんだろう?と思ったところ、家に帰ってその訳が分かった。テレビに出てました。ゲスト出演だったらしい。

2時になり講演が始まった。最初は中村調教師。正直に言って、サラブレッドの歴史のくだりはちょっと眠かった。でも、後半の調教法の話や第1回ジャパンカップから「強い馬づくり」を目指したという経緯の話は熱意が伝わってきて良かった。マイネルセレクトの話もあり、大分気になっている様子だった。

次は岡田総帥。はっきり言うと、岡田総帥の講演が一番良かった。話が上手くかなり分かりやすい。前半は「慣れからの脱却」ということで、競馬サークルの人間には究極の努力をしてほしい、そうでなければ競馬界が良くならないと熱く語っていた。後半は「走る馬の見分け方」僕が一番参考になったのは、血統と馬体をリンクさせて考えるということ。どうしても血統だけだと、字面だけで判断しがちなので、その部分を補い、精度を上げるのに役立つと思う。そのほかにも、脚の運びで距離が持つかどうかや、ダート向きかどうかを見分ける方法など図解付きで分かりやすく教わったので、今度パドックを注意深く見ようと思う。

3番目は合田さんの講演。テーマも合田さんらしく、なかなか他の人にはできなさそう。ちなみに、合田さんによると、日本人バイヤーが目を向けてきたのは主にアメリカ市場らしい。しかし、今はアメリカ市場が高騰し、なかなか買ってこられないらしい。でも、ヨーロッパ市場にファインモーションやエアエミネムもいたわけだし、これからはヨーロッパにも目を向けて、強いマル外を日本に連れてきてほしい。

ここで休憩。その間に日本ウマ科学会の青木氏の話。要約すると、例のシンポジウムに来てほしいとのこと。ちなみに、来年は青木氏が講演するらしい。(でも、松田国厩舎の主な管理馬をクロフネとテイエムオペラオーとか言ってた。大丈夫?)次は、この講演会の司会者の1人である森田助教授のお宝グッズの一つ、プレザントリーパーフェクトのゼッケンが登場。合田さんによると70万から80万ぐらいの価値らしい。

最後に高知競馬の長山氏が講演。この人の講演が4人の中で、一番切実感があり、講演終了時の拍手も一番大きかった。厳しい高知競馬の実情がひしひしと伝わり、現場で努力している人はきちんとやっているんだなということが分かった。(それでも、どうしよも無いということも)地方競馬の経営に携わっていながら、経営努力をしてないどっかの主催者には是非聞いてほしかった。

以上で、講演は終了し、プレゼント抽選会へ。かなりの数の商品があり、ほとんどの人が何かしら当たったようだった。内訳は、マイネル軍団のクオカードや騎手のサイン、ハルウララのサイン入りミニゼッケンや同じくハルウララの単勝馬券。ほかにも、ネオユニヴァースでダービー勝利日のデムーロ騎手サイン入りレープロや、ステイゴールドの調教時ゼッケンなど。ちなみに僕は競馬四季報秋号が当たった。辞書並に重いこの本を、電車の中で読みながら帰った。同伴の父は四位騎手のサインが当たり、現在我が家に地味に置かれている。

そうして、6時過ぎに講演会の全プログラムが終了、来年は社台ファーム、ノーザンファームの代表である吉田照哉、吉田勝巳の両氏に参加してもらいたいと講演主催者は話していた。

今回の講演会はとても良かったと思う。普段は直接話を聞けないような方たちの話を聞くことができた。このメンバーで無料というのは結構大変だったと思う。最後の抽選会もいろんなものがあり、何とか成功させようとする意思が感じられた。一つ不満を言えば、司会進行が拙かったこと。本人たちもそう言っていたが、それなりの著名人を招いているわけだから、その辺りはきちんとやってほしかった。でも、それを含めて考えても成功だと思う。来年もやるらしいので、期待したい。
by daisuke-k-20 | 2004-11-05 13:26 | 競馬
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