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「逃亡者 木島丈一郎」をみて
「逃亡者 木島丈一郎」は踊る大捜査線シリーズの「交渉人 真下正義」の外伝的作品で、TTR爆破事件の2ヶ月前に起こった台東署裏金事件をめぐる警察内部の攻防を描いている。

主役はもちろん、「カンだよ、カン」の木島刑事。
裏金事件の証拠を持つ子供と共に、北へ逃げ続ける。

もともとは「交渉人」のスピンオフ企画ということもあってか、劇中にはリンクが張り巡らされている。そのものズバリの「クモ」から、シリーズおなじみのカエル急便、
そして、「交渉人」のラストで犯人と共に(?)爆発した黒いワンボックスカーも登場する。それ以外にも、爆発物処理班が裏口から入ってきたりと、「交渉人」を見ている人にとってはニヤっとするようなシーンが多かった。

今回の「逃亡者」は、「夜行列車」や最後の場面での「廃工場」など、踊る大捜査線がアンチテーゼとし続けてきた刑事ドラマの定番が数多く登場し、今までのスピンオフ企画の中では、最も「踊る」らしくない作品だ。
夏に公開された「容疑者 室井慎次」はいつもの「踊る」手法を外すことに特徴があったが、「逃亡者」はアンチテーゼにあえて向かっていったところが特徴だろう。

しかし、警察内部の腐敗、対立というテーマは「踊る」の原点ともいえ、核となるポイントはきっちり押さえていた。

これで、スピンオフ企画は通算3作目。
そろそろ「踊る大捜査線3」が見たくなってくる。
by daisuke-k-20 | 2005-12-13 12:18 | ドラマ
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