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堂々世界へ カネヒキリ&シックスセンス
先週は重賞だけで3つあり、一日ですべてに触れるのはちょっとキツい。
なので、今日は古馬重賞のフェブラリーSと京都記念について書いてみる。

フェブラリーS

1着 カネヒキリ
東京ダート1600mは不向き、今回はドバイへの叩き台、
など、カネヒキリを不安視する声は少なくなかった。
単勝270円はその不安を表す数字でもあった。

しかし終わってみれば3馬身差の快勝で、
一切の雑音をシャットアウトした。

JCダートの際は粘りこむシーキングザダイヤを交わすのに手間取っていたが、
きのうは並ぶ間もなくあっさりと交わし、そこにカネヒキリの成長が感じられた。

東京ダート1600mの持ち時計の変遷を見ても、成長をうかがい知ることができる。
2005年5月 ユニコーンS 1分36秒5
2005年10月 武蔵野S  1分35秒5
そして、フェブラリーSのタイムは1分34秒9。
レコードはメイショウボーラーの1分34秒7だが、
それは脚抜きの良いスピード馬場で記録した時計で、今回とは状況がだいぶ異なる。
むしろ、シチュエーションを考慮すれば今回の方が質は高いといえるのではないか。
もちろんペースや相手関係があるため、一概にタイムで結論づけることはしないが、
カネヒキリの成長ぶりがここにも表れていると判断してもいいだろう。

次はいよいよドバイワールドカップだ。
日本最強ダート馬が世界を相手にどこまで戦えるか。期待したい。

2着 シーキングザダイヤ
よく走ってはいるが、今回は相手が悪かった。
これでGⅠは7度目の2着。
安定しているが勝ち切れないステイゴールド型のイメージが定着してしまった。

これまでの走りを見る限り、距離はやはりマイルがベストだろう。
また、小回りの利く競馬場よりは東京のような広いコースが向いている。
順当に考えれば、次の勝負はかしわ記念ということになりそうだが、
果たして船橋は向くのだろうか。
もう一回ぐらい芝に戻っても良さそうな気はする。

3着 ユートピア
南部杯2勝馬も、同じダート・マイルのフェブラリーSでは8着、15着。
今回も苦しいと判断したが、内から伸びて3着に好走した。
あまり前に行かず、目標にされなかった分、余裕が出来たのかもしれない。
ユートピアの台頭を見抜けなかったことは個人的に悔しい。

入着馬にも一言ずつ・・・
ブルーコンコルドは距離が長いと思ったが、4着に健闘。
スプリント路線に戻ればまだまだ活躍できる。

ヴァーミリアンは5着。相手が一気に強化されただけに苦しかった。
これからもダート界では上位だろうが、トップクラスとは差がありそうだ。

なかなか見応えのあるレースで、非常に面白かった。
繰り返しになるが、カネヒキリのドバイでの走りを楽しみにしたい。

京都記念

1着 シックスセンス
「最強の1勝馬」ことシックスセンスがようやく2勝目を挙げた。
ハナ差決着という部分に、かつての称号の面影が感じられる。

シックスセンスも次走は世界戦。
4月に香港で行われるクイーンエリザベスⅡ世カップに出走する。
2000mの方がシックスセンスには合っているうえ、
好走歴のあるコースだけにこちらも期待できる。

2着 サクラセンチュリー 3着 マーブルチーフ 4着 シルクフェイマス
こちらは古馬中長距離重賞おなじみのメンバーが勢ぞろい。
今年の春に限って言えば、
天皇賞では厳しいだろうが、トライアルまでなら通用するだろう。
まだまだ長い付き合いになりそうだ。
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by daisuke-k-20 | 2006-02-20 09:51 | 2006古馬GⅠ戦線
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